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書道について

文字とは、相手に何かを伝えるため、後世に何かを残すために、発明されました。

私たち日本人が使用している漢字は中国で4000年以上前に発明され、その当時の原型からほとんど変わらず現代まで 伝わりました。日常的に使用されている、アルファベットよりも古い、最古の文字です。

その漢字の記述方式である「書道」。

この技法は何千年の時を経て、先人達の知恵と経験により練磨された、世界に誇れる技法です。

漢字は、それの持つ意味と役割に伴い、視覚的な美しさが他の文字に類を見ない特徴だと思います。

そのため、[書道]は、実用筆記技法の範囲から飛び出て、芸術の領域にまで達したのではないかと思います。


現在は、ペンや鉛筆などの筆記用具、印刷技術が進んで毛筆などで記述する必要性は減りました。

しかし電車の広告、お店の看板、テレビの題字、商品のパッケージ。
日常生活の中でも、書道(とりわけ毛筆)で書かれた文字はひときわ目を引き、またその数も決して少なくはないと 思います。

そこで私は一番身近にある、日常の中の効果的な芸術表現のひとつが、「書道」ではないかと考えます。

写真や動画などの技術も進化し、表現、相手に伝えるツールは大幅に増えました。

しかし中でも、書道(とりわけ毛筆)によって書かれた文字とは、無意識にイメージを伝え、直感としてメッセージを 相手に、[脳]に届ける力があるのではないかと思います。



IT技術をはじめ、現代の人間の進歩はすさまじく、コミュニケーションのとり方や、意思表現、感受の仕方もそれに伴い ものすごいスピードで変化しており、そのことに喜び反面、不安も感じます。

その早い現代の流れの中で、何千年もの歴史の中で洗練されてきた書道という「表現」が、私たちに届けることができる「メッセージ」 とはなにか。


「書」に携わったすべての先人達に大いなる尊敬の念を抱きながら、私は現代で「書」を追及し、「書」を発信していきたいと思います。

そして、身のまわりに無数に存在する「表現」に目をむけ、自分自身の「表現」を絶えず練磨していくことが「風小屋」谷正風の目標です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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